土曜日は面会の日

毎週土曜日に母のいるリハビリテーション病院に面会に行っています。


母に会うのが何だか待ち遠しく感じるようになりました。


もともと仲の良い親子ではありませんでした。


母はいわゆる毒親で、ほぼ一方的に自分の言いたいことをしゃべるだけで会話にならないので、口をききたくないときも、姿さえ見たくないこともしょっちゅうでした、


けれども、この入院をきっかけに、離れ離れになって、長年ドロドロと渦巻いていた怒りや恨みもつらみもきれいに流れていきました。


やはり距離が必要だったのでしょう。


以前は、自分が家を出ることだけを考えていましたが、現実には、母が家を出るかたちになりました。人生、本当に何が起きるか分かりません。そして、実は母のことが好きなことも分かりました。



面会にどんなにひどい恰好で行っても、私が私であるというだけで、喜んでくれる母の存在が、今はとてもありがたい。